地価調査発表!福島県の地価は?

本日、都道府県地価調査基準地価格が発表されました。

詳しくは国土交通省のHPを


地価調査とは、都道府県が

毎年7月1日現在の土地(更地としての)価格として発表するもので

一般の不動産取引や税務評価等の目安となったりします


福島県内では、警戒区域や計画的避難区域等は

立ち入りが制限されるために評価不能地点となっておりますので

今回は483地点の価格が発表されました。

画像


今年は東日本大震災とそれに伴って発生した原子力災害によって

例年以上に、日本が、世界が注目する価格です。

画像


今回の価格決定にあたって、

私が所属する分科会では、

 ・協会による東日本大震災後の不動産市場動向のアンケート調査

 ・不動産業者ヒアリングによる市場動向の詳細調査

 ・震災後取引事例の独自調査

 ・全基準地483か所の放射線測定

 ・分科会での喧々諤々とした議論の積み重ね

これでもかというほど、作業の手順を尽くしたと思います。


これこそが本来の分科会のあるべき姿!

画像



データや地道な調査に裏付けられた説得力ある価格を出すには、

毎年この位やらないといけません!

地価公示改革の動きもこれに近いものがあるような気がします。

画像


さて、福島県の地価はどうなったかといえば

用途別対前年平均変動率を見ますと(括弧内は昨年の数値)

住宅地で、▲5.4%(▲3.1%)

商業地で、▲7.5%(▲4.6%)

工業地で、▲7.4%(▲3.2%)

と、19年連続の下落となり、昨年までは下落幅が縮小し

横ばいに転じようかという動きもみられたのですが

一転して、下落幅が拡大となりました。

画像



この価格について皆さんは率直にどのように感じるでしょうか?

県外の人から見れば、福島県の不動産はもっと下がったのではないか?

県内の人から見れば、そこまで下がっていないよ!

様々なご意見があろうかと思います。

画像



特に県外の方から見れば、福島県土全てが放射能に汚染された

リスク不動産と見られているのではないかと思います。


しかし、ここで生活している人がいる以上、

ここで経済活動をしなければならない人たちがいる以上

現実に値付けがなされ、不動産取引が成立している実態があります。

画像


不動産の価格は、昨日の展開であり、明日を反映するものであって

福島県に生きる人たちが明日への希望を捨てない限りは

価格が現実に存在することを

福島に生きる専門職業家として、発信し続けたいと思います。


この記事へのコメント

アーサー
2011年09月24日 13:13
ルービー片手にこんな景色と美人さんを眺めながらも、こんな真面目なことを考えてたのねッッッッ!
しーさー
2011年09月24日 13:16
三線の奏でるメロディが抜けてますよ!
Aライ
2011年10月04日 16:41
>分科会での喧々諤々とした議論の積み重ね
同感です。

この記事へのトラックバック